ウィスキー_国産／井川蒸留所 シングルモルト Dessin Series Fauna（デッサン・シリーズ ファウナ）2025

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井川蒸留所は、静岡県の山奥、南アルプスの湧水があり、ミズナラが自生する井川山林内の標高1,200mの地に2020年11月、開所された新しい蒸留所です。
取り巻く南アルプスの様々な生き物によって調和した生態系と同様に、ウイスキーも造り手による原酒づくりをはじめ様々な原酒のブレンドにより香りや味が調和した状態を創り上げています。この「調和」が蒸留所の目指す12年物のウイスキーであり、その完成に至るまでのプロセスを表現したものが、この「デッサンシリーズ」。レギュラーモデルの完成まで毎年展開され、20種類以上のモチーフが付与される予定です。
2024年のファースト・リリースは、ノンピートの「Flora」（フローラ、＝植物モチーフ）でしたが、今回の第2弾は、その対となる「Fauna」（ファウナ、＝動物モチーフ）で、ピーテッドのシングル・モルト・ウイスキーです。
井川蒸溜所のキーモルトであるノンピートのバーボン・バレル原酒をベースに、フェノール値50ppmと30ppmのモルトで製造した原酒をブレンドしたミディアム・ピートタイプ。ラベルは、南アルプスの動物をモチーフにしており、特別天然記念物のライチョウを採用（南アルプスのライチョウの生息域は世界の南限ということもあり、非常に貴重な生息域）。
（テイスティング・ノート）
オレンジ系の苦みとピートのコラボ。砂糖菓子のような自然な甘さが全体をまとめる。ピート感が強すぎないことで、コゲ感よりも酒のうまみや奥行きが深くなる。余韻はビターチョコのような甘味と苦みが続いて飲み飽きない。