ニコル・ラマルシュ エシェゾー グラン・クリュ 2022

「ニコル・ラマルシュ」は､特級畑「ラ・グランド・リュ」を所有するヴォーヌ・ロマネの名門として知られ、1740年から続く家族経営のドメーヌです。「ラ・グランド・リュ」は、ロマネ・コンティ社が所有するラ・ターシュとラ・ロマネに挟まれながら、1930年代には1級畑だったのですが1992年にはようやく特級畑へ昇格しました。「ラ・グランド・リュ」以外には、エシェゾー、クロ・ド・ヴージョに加え、レ・マルコンソール、レ・スショ、レ・ショーム、最近ではニュイ・サン・ジョルジュのレ・クラ等の優れた畑を所有しています。
現在は主に2003年にドメーヌ入りしたニコル・ラマルシュがワイン造りを支えています。2010年以降は11.23haの畑すべてがビオロジックによる栽培。100%手摘み。2018年ヴィンテージより自らの名を冠した「ニコル・ラマルシュ」としてリリースしています。

この商品は、エシェゾー畑の、レ・ルージュ・デュ・バ、レ・クルオ、クロ・サン・ドニの各区画のピノ・ノワール100%から作られ、アラン・メドウズ氏が発行するワイン評価本の名称で、特にブルゴーニュワインの評価で高い権威を持つバーグハウンドによれば、表情豊かなノーズ、スパイシーで赤系、黒系のピノの果実、スミレ、エキゾチックな紅茶、乾燥させたオレンジの皮のニュアンスなどの多様なアロマを持つとともに、ミネラル感はさほど強くないがミディアムボディ以上のふくよかな味わいで力強い。硬く引き締まった筋肉質な後味にしっかりとしたストラクチャーを感じる味わいです。飲み頃は2032年以降とされています。